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作業療法士(OT)インタビュー

作業療法士(OT)インタビュー

東海地区最大規模のリハビリ環境と
生活困窮者支援に取り組む姿勢に魅力を感じています。

当院は総勢100名を超えるセラピストが在籍する東海地区では最大規模の回復期リハビリテーション病院です。私も作業療法士となり20年ほど経ちますが、これだけ多くのセラピストが在籍している現場というのは、なかなかお目にかかれない光景だと思います。私が作業療法士になった頃といえば、大きな病院でも20名程度でした。もちろん規模が大きくなっても基本は1対1なので1対1の関係を大切にしています。あとはやはり、明治天皇がお考えになられていた生活困窮者へ向けた医療を展開するという設立理念に共感したというのが、転職を決めた大きなきっかけでした。

リスクを事前に予測し、解消しておくことが、
患者さんと働くスタッフの安全につながっていく。

今は個別で患者さんを担当するのではなく、フロア全体を自由に動き回ることで各職種のスタッフとのコミュニケーションを図っています。朝のミーティングで得られた情報にはリアクションするようにして、必要と判断すれば担当スタッフから情報をもらうこともあります。あとは、リハビリ時間以外での生活環境も必ずチェックするように心がけています。患者さんがリハビリで少し歩けるようになったとしても、忙しい病棟で常に誰かが見守りにつける訳ではないかもしれない。ましてやそれが退院後の自宅ともなると、何か起きてからでは遅いわけです。そういったリスクを前もって自ら確認しに行き、時には外部の関係者も交えながらその状況を改善していくことで、患者さんやスタッフにとって安全な環境を提供するというのが私の役割でもあります。

作業療法士(OT)インタビュー

常に患者さんの立場で、今できる最大限かつ最先端の
リハビリを提供できる環境があります。

人の手というのは、細かい動作を司る非常に複雑かつ繊細は部分です。例えば下肢の50%が動くようになれば、方法によっては歩行が可能になることもあります。その一方で手というのは、50%だけが回復しても下肢ほど実用的ではありません。この仕事を長く続けていると、その患者さんの状態からなんとなく改善の余地があるかどうかを判断できるようになってきます。ただ、作業療法士の独断でその方の機能改善を諦めてはいけません。機能改善訓練をしないとその後の障害受容にも影響してきますので私は作業療法士として、改善が見込めるかもしれない手法・手段に関しては積極的に導入するようにしています。患者さんの中には職場復帰を目指す若い方もいらっしゃるので、患者さんの立場で今できる最大限のリハビリを提供する環境をキープすることは、私たちの重要なミッションであると言えるわけです。

作業療法士(OT)インタビュー

大切なことを正しく相手に届けるために、
自ら動いて話しかける姿勢を大切にしたいんです。

い作業療法士たちには、チームで動くということを常に意識してもらえるよう指導にあたっています。院内の構造上、どうしても各フロアの方針に考えが固まりがちになってしまうので、勉強会ではあえて他フロアの作業療法士とチームを組んでもらいます。そうすることで様々な考えを学びチームの一員としての役割を担ってもらい、例えばフロア異動が起きた場合でもコミュニケーションが取りやすく、異動もスムーズにできる体制を整えています。そして私自身、最も指導する立場として大切にしているのは、自分から若い作業療法士になるべく話しかけることです。というのも、現場は楽しいことばかりではないので、時には厳しい言葉も投げかけなければいけないような状況もたくさんあります。その言葉の意味が相手に届くか届かないかは、その子との間にある信頼関係の大きさによって違ってくるわけです。人間の成長は信頼関係の上に成り立っているようなものだと感じているので、そこをしっかり構築した上でお互いにはっきりと意見を言い合えるような風通しの良さをセラピストマネージャーとして今後も徹底したいと思います。

頑張って取得した資格だからこそ、
どんな現場でも活躍できる作業療法士を目指してください。

私はリハビリサイドの意見だけでなく、患者さんに関わる全職員のフロアレベルでのマネジメントを徹底していくことが、患者さんにとっていい医療を提供する病院のベースだと思っています。他職種とのコミュニケーションはもちろん、病棟全体の風通しを良くすることがセラピストマネージャーとしての私のミッションですので、ぜひ積極的なご意見をお待ちしています。そして、頑張って取得した作業療法士の資格を次はどのような分野で活かしていくかという今後のキャリアアップについても、勉強会や学会での学びを通して発見していってください。皆様のご活躍を楽しみにしています。