理学療法士(PT)インタビュー
100年の歴史に刻まれた済生会の想い。
それは私たちが目指すべき地域へのあり方そのものです。
済生会は設立100年以上の歴史があり、全国40都道府県に約59,000人の職員が在籍するという日本最大の社会福祉法人です。働く職員は明治天皇が掲げられた医療で国民を救いたい、どんな方でも医療をうけられるようにという教えを実現するため日々職務に励んでいます。理学療法士には、患者さんの身体機能や認知機能そのものを改善し、生活の中での自立をサポートするために必要なことがあります。患者さんひとりひとりの生活背景を知るための「情報収集力」、患者さんの言葉に耳を傾ける「傾聴力」、医学的知識およびその「理解力」、さまざまな情報を分析推論する「統合力」、予後予測等も含む「マネジメント力」、実際に治療する技術、他職種等との「コミュニケーション力」など・・・。理学療法士をはじめとするセラピストとは、それを実現できる能力が常に要求される仕事なのです。
在籍するセラピストは100以上。
様々な知識と技術を学べる環境があります。
当院には1階にある500㎡のリハビリ室以外にも各病棟にリハビリ室を確保しており、100名を超えるセラピストが患者さんひとりひとりの状態に合わせてリハビリをおこなっています。 理学療法プログラムも画一的なものばかりではなく、徒手的な治療、動作学習、歩行練習といった回復期リハビリ病棟の存在意義であるADL向上と在宅復帰を目指した治療を数多く実現できる環境を整えています。また、当院では複数担当制を導入しており、先輩セラピストが後輩の指導にあたっています。勉強会の開催も豊富で、年間を通してさまざまなテーマの勉強会を実施しており、セラピストとして必要な専門知識や技術を習得することができます。学会発表にも積極的に取り組んでおり、専門理学療法士や認定理学療法士から直接指導を受けることもできるので、今後特定の分野での成長に関心を持つセラピストにとっては非常に学び多き環境であると言えます。
セラピスト自ら地域へ足を運び、
患者さんと地域をつなぐ役割を担っていく。
当院では、患者さんが退院後に地域の中で自分らしく、安心して生活を送り続けていただくことを最大の目標としています。リハビリ室や病棟での歩行やADLを獲得するだけでなく、地域で5年後10年後でも、患者さんがイキイキと生活できる理学療法を提供したいと思っています。また平成26年からは通所リハビリテーションをスタートしています。これは退院された患者さんを継続的にフォローするために医療保険だけではなく、地域のみなさんに貢献していきたいという思いによって開設されました。今後は訪問リハビリにも取り組んでいくことでセラピスト自ら積極的に地域へと足を運び、退院された患者さんと地域をつなぐ役割を担っていくべきだと考えます。
情報の多様化に惑わされることなく、
正しいモノ・コトを判断できる理学療法士を目指しましょう。
理学療法士人口は毎年1万人増え続けており、効果のあるリハビリを提供できる理学療法士だけが生き残れる時代が到来しました。溢れる情報の中から正しいものを判断し、患者さん個人のためだけでなく、地域社会全体からの期待に応え、客観的な効果を発信できる理学療法士を目指しましょう。