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言語聴覚士(ST)インタビュー

言語聴覚士インタビュー

言語に特化した専門分野を
学んでみたいと思ったのがきっかけでした。

言語聴覚士という仕事を選んだのは、身内が喉の病気を患ったことがきっかけでした。言葉を話すことが難しくなってしまっていたので、他の患者さんから話を聞いたり、その病気に関連のことについて調べたりしているうちに言語に特化した専門職種があることを知って興味を持ったという感じです。もともと医療職には関心があったので、言語聴覚士になることに抵抗はなかったです。今では身内と同じような症状に悩む患者さんと一緒に日々のリハビリに取り組んでいます。

気持ちをうまく伝えられない患者さんの思いを、
院内のみんなに共有することも言語聴覚士の大切な仕事。

仕事をする中で意識しているのは、カルテには記載されていないような患者さんの普段の様子をしっかり把握しておくことですね。他のセラピストや病棟の看護師にも積極的に質問しに行くようにしています。というのも言語聴覚士の仕事は、運動系のリハビリとは違って患者さんと個室で行うことがほとんどです。そういう環境もあってか、患者さんが個人的な悩みを打ち明けてくれることも多いです。言葉がうまく出せない患者さんにとって、人との会話って不安がつきものなんですよね。伝えたい気持ちが伝わらないというのは、誰だってものすごくストレスが溜まることだと思うんです。それを個室の中だけで解決するのではなくて、院内のみんなで把握するために動くということが、言語聴覚士としての大きな役割だと思っています。

言語聴覚士インタビュー

「口から食べる」ことの専門性を活かせる現場に
大きなやりがいを感じています。

人にとって「食べる」という行為は、生きている限り1日3回、毎日繰り返さなければいけない習慣です。言語聴覚士は患者さんの嚥下状況をチェックするために食事の現場に立ち会っているので、食べている時のご様子などから食事の形態に問題がないかといった部分をチェックしたりしています。場合によっては病棟の看護師と相談して、少しでも患者さんが自分の力で食事を摂れるように工夫しています。私は個人的に嚥下機能に関する分野にはものすごく興味があったので、咀嚼や嚥下の学会認定士も取得しました。一言で言語聴覚士といっても取り組む内容はさまざまなので、自分が学んだ専門性を活かせるというのも、この現場の魅力ですね。

言語聴覚士インタビュー

退院された患者さんの姿を見て、
口から食事を摂ることの大切さを再確認できました。

私が改めて食事の大切さを実感した患者さんとのエピソードがあります。その方は入院されてすぐにリハビリを開始されたのですが、口から食事を摂ることができずにげっそりとやせ細っていました。ご家族の方は自宅での生活を望まれていたので、なんとか口から食べられるようにと毎日リハビリを続けました。その結果、ご家族様の協力でなんとか口から食事を摂れるようになったんです。退院されて数年が経った頃、今度はその患者さんの親戚の方が当院に入院することになり、お見舞いに来ていたその患者さんと偶然再会する機会がありました。その時「え!?」と思わず声をあげてしまうほど驚いたのは、その方が以前とは見違えるほどふっくらと健康的になられていたことでした。イキイキとされているご様子を見て、改めて口から食事を摂ることの大切さを実感した出来事でした。

みんなで一緒に切磋琢磨しながら
成長できる賑やかな環境です。

ここ回復期病院としての歴史もまだ新しいこともあって、若くて働き盛りのスタッフが大勢います。「みんなで成長しよう」というスタイルなので、ぜひ一緒に切磋琢磨して頑張りましょう!